「アーロンチェアとエンボディチェア、どちらを買えばいいか迷っている」——この記事はそんな方のために書きました。
どちらもHerman Miller(ハーマンミラー)が製造する最高峰のオフィスチェアです。価格はどちらも20万円前後と高額で、「失敗したくない」という気持ちは当然です。
結論から言えば、この2脚は「どちらが優れているか」ではなく「自分の使い方に合っているか」で選ぶべき椅子です。
【結論】あなたに合うのはどちら?
まず結論を一覧で確認してください。
| あなたの使い方 | 選ぶべき椅子 |
| 長時間(8時間以上)作業する | エンボディチェア |
| 蒸れが嫌い・夏場が心配 | アーロンチェア |
| 姿勢矯正を重視したい | アーロンチェア |
| あぐらをかく習慣がある | エンボディチェア |
| テレワーク中心で使う | エンボディチェア |
| オフィス・複数人で使う | アーロンチェア |
| 体型に合わせてサイズを選びたい | アーロンチェア |
この表だけで判断できる方は、以下のリンクから詳細を確認してください。

アーロンチェアとエンボディチェアの違い
スペック比較
| 項目 | アーロンチェア リマスタード | エンボディチェア |
| 座面素材 | 8Zペリクルメッシュ | クッション(ピクセルマトリクス) |
| 背面素材 | 8Zペリクルメッシュ | フレキシブルバック |
| 通気性 | ◎(メッシュ全面) | ○(背面は通気あり) |
| サイズ展開 | A・B・C(3サイズ) | 1サイズ(座面奥行き調整あり) |
| あぐら対応 | △(難しい) | ◎(座面が広く対応しやすい) |
| 長時間作業 | ○ | ◎ |
| リクライニング | ◎(テンション調整可) | ◎(体重連動) |
| 腰部サポート | PostureFit SL(仙骨・腰椎) | Backfit機構(背骨追従) |
| 保証期間 | 12年 | 12年 |
| 参考価格 | 約20〜22万円 | 約22〜24万円 |
アーロンチェアの最大の特徴は、全面メッシュ素材「8Z Pellicle(ペリクル)」と、仙骨・腰椎の両方を支える「PostureFit SL」です。座面・背面ともにメッシュのため、長時間座っても蒸れにくく、姿勢を正しやすい設計になっています。
エンボディチェアの最大の特徴は、背骨のS字カーブに合わせて動く「Backfit機構」と、座面の圧力を均一に分散する「ピクセルマトリクス」です。体の動きに追従して支えるため、長時間作業でも疲れにくいのが強みです。
関連記事:

座り心地の違い
アーロンチェアの座り心地は、「姿勢を正しやすい」という表現が最も適切です。背面のメッシュが体を面で支え、PostureFit SLが骨盤を立てた状態を維持します。「背筋が自然と伸びる感覚」と表現するユーザーが多く、作業に集中しやすい姿勢を保てます。
一方で、座面がメッシュのため、長時間座ると圧力が集中しやすい部分が出てくることもあります。体型によっては、クッション素材の方が疲れにくいと感じる人もいます。
エンボディチェアの座り心地は、「包み込まれる感覚」と表現されることが多いです。座面のピクセルマトリクスが体圧を均一に分散し、特定の部位に圧力が集中しません。また、背面のフレキシブルバックが体の動きに追従するため、長時間座っても同じ姿勢を強制されません。
海外のRedditコミュニティでも、「Aeronは直立した作業姿勢向き、Embodyは長時間のリラックスした作業向き」という評価が多く見られます。どちらが優れているというよりも、作業スタイルによって向き不向きがあるという認識が一般的です。
腰痛対策ならどちらが有効か
腰痛の原因によって、どちらが適しているかが変わります。
姿勢の悪化が原因の腰痛には、アーロンチェアが向いています。PostureFit SLが仙骨と腰椎の両方を支えることで、骨盤が後傾しにくくなります。骨盤が立った状態を維持することで、腰椎への負担が軽減されます。
長時間の同一姿勢が原因の腰痛には、エンボディチェアが向いています。Backfit機構が背骨の動きに追従し、体圧分散によって特定部位への集中荷重を防ぎます。「ずっと同じ姿勢でいなくていい」という設計思想が、長時間作業での疲労軽減につながります。
いずれにせよ、どちらの椅子も「正しく調整して使う」ことが前提です。アーロンチェアのPostureFit SLの調整方法、エンボディチェアのBackfitの調整方法を理解したうえで使用することが重要です。
関連記事:

夏場の快適性:通気性はアーロンが圧倒的
夏場の蒸れ対策については、アーロンチェアが明確に優位です。
アーロンチェアの「8Z Pellicle(ペリクル)メッシュ」は、座面・背面の全面がメッシュ素材です。空気が常に循環するため、長時間座っても背中や臀部が蒸れません。夏場でも快適に作業できるのは、アーロンチェアの最大のアドバンテージです。
エンボディチェアの座面はクッション素材(ピクセルマトリクス)のため、長時間座ると熱がこもりやすい傾向があります。背面はフレキシブルバックで通気性はありますが、座面の蒸れはアーロンチェアに比べると劣ります。
「夏場でも快適に使いたい」「汗をかきやすい」という方には、アーロンチェアを強くおすすめします。
アーロンチェアがおすすめな人
アーロンチェアは、次のような方に特に向いています。
蒸れが嫌いな方・夏場の快適性を重視する方には、全面メッシュのアーロンチェアが最適です。エアコンのない環境や、汗をかきやすい体質の方にも安心して使えます。
姿勢改善を重視したい方には、PostureFit SLによる骨盤サポートが効果的です。「気づいたら猫背になっている」という方は、アーロンチェアに座ることで自然と姿勢が改善されやすくなります。
オフィスで複数人が使う環境では、3サイズ展開(A・B・C)のアーロンチェアが便利です。体型の異なる複数のメンバーが使う場合でも、サイズを選んで対応できます。
身長・体型に合わせてサイズを選びたい方は、アーロンチェアの3サイズ展開が有利です。Aサイズ(小柄向け)・Bサイズ(標準体型向け)・Cサイズ(大柄向け)から選べます。
関連記事:

エンボディチェアがおすすめな人
エンボディチェアは、次のような方に特に向いています。
8時間以上の長時間作業をする方には、体圧分散と体追従設計のエンボディチェアが向いています。長時間座っても特定部位への圧力集中が起きにくく、疲労が蓄積しにくいです。
作業中に体をよく動かす方には、Backfit機構が体の動きに追従するエンボディチェアが快適です。前傾・後傾・体をひねるといった動きに対して、椅子が自然についてきます。
あぐらをかく習慣がある方には、座面が広く奥行き調整が可能なエンボディチェアが対応しやすいです。アーロンチェアのメッシュ座面ではあぐらをかきにくいですが、エンボディチェアは座面の広さと素材からあぐらに対応しやすい設計です。
ゲームや動画視聴など、リラックスした姿勢でも使いたい方には、エンボディチェアの包み込まれる座り心地が向いています。作業だけでなく、リラックスした姿勢でも快適に使えます。
実際に選ぶならどちらか
筆者が実際に両方を試した経験から、率直にお伝えします。
私はアーロンチェアを選びました。
理由は、在宅ワーク中の「集中した作業姿勢」を維持しやすいからです。PostureFit SLが骨盤を立てた状態をサポートしてくれるため、長時間作業でも姿勢が崩れにくく、集中力が持続します。また、メッシュ素材で夏場でも蒸れないのは、1年を通じて快適に使える大きなメリットです。
一方、エンボディチェアを試したときに感じたのは、「体に合わせてくれる」という感覚です。背面が体の動きに追従するため、作業中に体をひねったり前傾みになったりしても、椅子が自然についてきます。8時間以上連続で作業する日が多い方や、あぐらをかく習慣がある方には、エンボディチェアの方が向いていると感じました。
どちらも「買って後悔する」椅子ではありません。ただ、自分の作業スタイルと体の特性に合った方を選ぶことが、長期的な満足度につながります。
価格・購入先について
どちらも定価は20万円を超える高額商品です。購入先によって価格差があるため、複数のチャネルを比較することをおすすめします。
| 購入先 | 特徴 |
| Herman Miller公式 | 正規品保証・カスタマイズ対応 |
| Amazon | タイムセール時に割引あり・レビュー確認可 |
| 楽天市場 | ポイント還元・セール時にお得 |
| 正規販売店(オカムラ等) | 試座可能・アフターサービス充実 |
試座を強くおすすめします。 高額な買い物だからこそ、実際に座って確認することが重要です。東京・大阪・名古屋などの主要都市にはHerman Millerの正規ショールームがあり、両モデルを試座できます。
よくある質問(FAQ)
まとめ:アーロンとエンボディ、どちらを選ぶか
| あなたの状況 | おすすめ |
| 蒸れが嫌い・夏場が心配 | アーロンチェア |
| 姿勢改善・骨盤サポートを重視 | アーロンチェア |
| 体型に合わせてサイズ選びしたい | アーロンチェア |
| オフィス・複数人で使う | アーロンチェア |
| 8時間以上の長時間作業が多い | エンボディチェア |
| あぐらをかく習慣がある | エンボディチェア |
| 体の動きに追従する椅子が欲しい | エンボディチェア |
| テレワーク中心・リラックスも重視 | エンボディチェア |
どちらも世界最高水準のオフィスチェアです。「失敗する」選択肢はありません。ただ、自分の作業スタイル・体型・環境に合った方を選ぶことで、長期的な満足度が大きく変わります。
可能であれば、購入前に必ず試座してください。それが最も確実な選び方です。
関連記事:


本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、Yahoo!ショッピング等のプログラムを利用し、適格販売により収入を得ています。


コメント